2021年09月09日

混迷オンストリート

【ニコニコ動画】


【mp3】


【配布物】
onvocal wav ニコニコ動画用(-8.5LUFS)
onvocal wav Youtube用(-14.1LUFS)
offvocal wav 未マスタリング
ccs サビのハモリ(Sh)はサビの部分だけ使ってください
ptcop
pdf 歌詞

【歌詞】
不安の行きかう交差点の真ん中で 街明かりに立ち尽くして
辺りは一面無味乾燥な空気 泉を探し求める

自分一人だけ迷い込む路地裏 行き止まりに咲く拒絶感
引き替え引き返してみて眩しく 不意に差し込むスポットライト
本当の気持ちは偽り 隠して視覚化 斯くして可視化し
仮面を被ってさあさあ踊りましょう

ここは全展望監視下社会 誰かの視線が気になり
何時からか「違う自分」に成れなくなって
思いやりと配慮で語るだけの文化を
薄っぺらい感動とは思わないらしいな

飽くまで清廉潔白であれ 安全で健全であれ
青い鳥の啼く言葉の掃き溜めに
胸の内に秘めた想いなどと云う罪を抱え込んで
生きて行く資格も死角もない混迷オンストリート

この街から逃げ出そうと云うのならばそんなに難しくはない
他人と同じ物事しか愛せない人々は出て行ったよ

ご時世柄 がら空きと見せ掛けた 沈黙 暗黙 貫く
孤独の裏側に見え隠れする 霧を切り開くフォッグライト
気付いていなけりゃそこまで そのまま生息域苦しくなる
空気を読んで窒息してればいいさ

かつては砂漠の砂漠化セカイ それも過ぎ去りし日々だ
時分で掴んだステージに返り咲いた 変貌する楽園
嫌なものは見なくていいなんて ブランドの安売りが過ぎる

まだまだ足りない 承認欲求!
才能や運命なんてもの 塗り変えるくらい描き込む手応えを
毎秒確かめていても尚覚える 消えてしまいたいような感覚
近くも遠くもない透明ハイド&シーク

喧騒を離れても 電脳の都市は眠らない
息をつく暇などないのです 迷い歩け

流行らない夢や冴えない現実をカフェインで醒ましてみたり
下らない理想や無用の信念を五線譜に綴ってみたり

死神の微笑みの意味 歩み寄る夜の帳とばかりに
兎にも角にも不可視の不可思議の どぎまぎ渦巻くコピーライト
同位体どう居たいどういたしまして どうしてそんなに可笑しい?
不気味の谷底からさあ歌いましょう

まあ所詮はシミュレーテッド・リアリティ
声ばかりか心まで再現を試みているのはどっちだ?
飽和したパターンのせい 有って無いような個性 パラメータによる調声
私が本物だ

生まれた時から自意識ハードモード 街に蔓延るは怪物
彼らでさえもまた 代えの利く部品でしかない
雑踏と分かり合いたいとは思わない 燻っていたって仕様がない
ちぐはぐな歯車がぐるぐる回って 知らない間に置いて行かないで未来

恋するロボットを相手に いいねの数字を奪い合う新世紀だ
衆人の価値観に沿った台詞以外 口から発せなくなってしまう前に

何倍速でも切り抜いてもいいから ここに居るって云わせてよ
閃光が巡り廻っては散る街で 生き急いでいるし死に急いでいるの
ただ最初から最後まで歌うしか能のない 混迷オンストリート


【解説】
○概要
・43作目です。ナンバリングは公開順です。(意味深)

○テーマ、曲名、歌詞
・CeVIO AI 可不をフィーチャーした曲です。Twitterであれだけネガキャンじみたことを言ってたのに完全敗北してませんか?
・曲名は可不で曲を作ろうと思い立ったときに思いつきました。「漢字カタカナ」の曲名はインスト含めても霧四面体史上初です。今思えば過去曲の歌詞にも「混迷」「ストリート」が登場するため語彙自体は手癖です。
・歌声合成なら休む暇なく歌い続けても疲れないよねという発想で作りました。「尺は3分半以上」「3番まで作る」「1〜3番で共通の歌詞を使わない」「全体的に早口のフレーズにする」などという「折角なので」を沢山詰め込んだ結果、歌詞の分量がとんでもないことになりました。
・歌詞のテーマは今持っている感情をひたすら文字に起こしたようなやつです。「現実と同化する現代インターネット」「ボカロ文化を取り巻く環境」「可不の生い立ちと性能」「霧四面体の逆張り気質」「この曲自体へのメタ的な言及」といった要素が入り乱れてカオス。

○曲想、サウンド
・常に歌ってる時点でどう足掻いてもおかしな曲になるのは確定だったので、オケもやりたい放題です。隙間恐怖症を全力で助長します。
・ピアノやアコギの音作り、転調のタイミングなど、かなり2020年〜の霧四面体の色が濃い気がします。昔の曲だと蜉蝣する点Pとかが面影あるかもです。

○歌、調声、加工
・調声はピッチとタイミングを結構弄ってます。意外と早口はあまり得意じゃないみたいで、速いフレーズではピッチが結構外れました。
・フォルマント変更はCubaseのVariAudioを使用。他の方が作った可不の曲を聴いても暗黙の了解的にフォルマント加工がされている運命にあるような気がします。でも曲の途中で変えるのは珍しいんじゃないでしょうか。

○動画
・可不の髪飾りを模した「枠」はPowerPointで描きました。霧四面体さん使用ソフトの癖が強すぎないですか?

○まとめと今後の予定
・死ぬかと思った。作詞で。1000文字超えたのは自身初です。二度とやりません。
・次はボカコレです。と書いて自分の退路を塞いでおきます。以上、よろしくお願いします。
posted by 霧四面体 at 20:21| Comment(0) | 自作曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする